2015_06
10
(Wed)19:53

お妃様のお引越し2

前話があまりに中途半端でしたので、取り急ぎ続きです。
今日はここまでとなります。
お引越しは時間がかかるのです。(笑)
|ू・ω・` )
【設定 未来夫婦】
《お妃様のお引越し 2》


「同じ花ばかりを愛でてお出ででは……飽きてしまわれるでしょう?」

プツン、と何かが切れる音がした。
いかに客人とはいえ、夕鈴への無礼だけは許し難い。

「お前は私を飽きさせない、とでも言いたいのか?」

狼陛下の、この上なく鮮やかな笑み。
李順の背筋が総毛立ち、方淵が青褪め水月が震えだす。
王と舞姫のやり取りを見守っていた者たちは皆気圧され後退る。

「御意にございます。夜毎日毎、興の異なる舞をご覧に入れますわ……褥の上で。」
「面白い。」

ははっ、と嗤う黎翔。
冷たく澄んだ美しいその表情に魅入られた舞姫は、もう。
周囲が見えていない。

「舞ってみるか?」
「身に余る光栄に存じ――――っ!」

いつの間に立ち上がったのか。
黎翔は舞姫の眼前にいて、彼女の頤が持ち上げられる。

「ふうん。異国の面立ちとはこの様なものか。」
「あっ、」

つうっ、と。
黎翔の爪が白い頬に朱い筋をつける。

「痛っ、」
「狼の褥に侍る覚悟があるのだろう?これくらいで声を上げるとは淫らな女だ。」

伸びていく、爪痕。
美しい肌に紋様が描かれていく。
愉しげな、狼。

「ひっ!」
「なんだ、もう終いか?」

震え出した舞姫。
怯えたその瞳に自らを映す様に、覗き込んで。

「この世に咲く花は数あるだろうが……私の花は、我が妃唯一人。」

狼陛下が牙を剥く。
冷えた微笑すら消え去り、あるのは純粋な怒り。

「貴様如きが、我が花と己を比するなど。」

瞬きを忘れた、舞姫。
真っ白な顔から、生気が消える。

「余程の覚悟があるのだろうな?」

鼻先が触れ合うほどの距離でぶつけられた怒り。
どさり、と重たい音がして舞姫が崩れ落ちる。

「ふん、無様な舞だ。」

静まり返った場を一顧だにせず、黎翔は宴席を後にして。

「――――ねえ、浩大。今のは何?」

舞姫が崩れ落ちる寸前に現れた夕鈴の目が据わった。


そして、その夜。
後宮では。

「陛下のバカっ、大っ嫌い!」
「ゆ、ゆう……。」

ぽんぽん飛んでくる枕をよけながら必死に言い訳をする黎翔。

「違う、誤解だ!口付けなんてしてないし、むしろ僕は怒ってた!」

だが夕鈴も負けてはいない。

「嘘っ!陛下の口づけは立っていられなくなるって、私、よく知ってるもの!」
「してないっ!」

ぽすん、と枕を受け止めて叫ぶ黎翔。
最後の枕を受け止められて、夕鈴は夫を睨み付けた。

「誰にでも簡単に口づけなさるんですね。」
「夕鈴っ!」

氷のような視線が黎翔の血の気を奪い。

「出て行って!大っ嫌い!陛下の嘘つきっ!」

後宮から国王が追い出されると言う前代未聞の事態が起きた。

C.O.M.M.E.N.T

なるほどね~(笑)このご夫婦によくあるすれ違いってヤツですか(笑)
顔突き合わせた脅しは…イケませんね!!兎さんの逆鱗に触れましたよねん(+。+)アチャー。
tobecontinue…大人しく待ってますよo(^-^)oワクワク

2015/06/10 (Wed) 20:28 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

あー……………( ̄▽ ̄;)
思いがけず目撃?されて、兎妃はオカンムリってことなんですね。
夕鈴ー。誤解だよー…と言っても耳に入らないんだろうなぁ。
陛下………頑張れ←

2015/06/10 (Wed) 21:07 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

(〃艸〃)

ああ、もうっ!
焼きもちだなんて可愛すぎる。
妬いてもらえて嬉しいくせに(〃艸〃)
でも。そうも言ってられませんね。
この兎に関しては先が読めませんから。
どこへ向かおうとも付いていきますよ!
ええ、付いていきます!
だからはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン

2015/06/10 (Wed) 21:17 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

やきもち兎さん可愛いですな
(●´ー`●)
愛してるからこそこうなっちゃうんですよねー♪
気持ちはよくわかりますよ←
続きが楽しみです‼︎
お引越しはとても大変ですが、好きです〜

2015/06/10 (Wed) 22:42 | 理桜 #- | URL | 編集 | 返信

お引越し・・・・・・大変ですよね。
うんうん、分かります。
ああ、あの思いがこれになったのかぁ~~
さすが!あさ様っっ!!!
夕鈴の焼もち!かわっいい~~~
でも陛下、気張らないと大変な事になりますわ~~
続き、正座してお待ちしておりま~~す。
うふふ~~
も一回読んでこよ~~と。

2015/06/11 (Thu) 07:23 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

あらあら、兎さんのやきもちが~(*´ω`*)
ふふふ…さ、どう狼さんがなるのかしら?
正座して待ってる!(≧▽≦)
何処へ行こうともへばりついて行きますよ♪←

2015/06/11 (Thu) 11:14 | 宇佐美 #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

そうなんですよ。
よくあるパターン……。
そういえば以前書いたなぁ。
ふふ。

2015/06/12 (Fri) 10:32 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

桃月さまへ

誤解とも言い切れぬほどの近距離だった模様です。
陛下、遊びすぎ。←

2015/06/12 (Fri) 10:32 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

どこへ向かうとも知れず書いてしまった。
いつもの事だけど(笑)
ヤキモチ妬いてもらってにやける陛下が読みたい。
「ね、夕鈴。もっと言って?」
「私は本気で怒ってるんですよっ。」
「うん、嬉しいなぁ。」
少し頬の赤い陛下がにこにこしながら夕鈴を膝に乗せればいいと思う。
そんでぎゃいぎゃい怒る唇をちゅっと塞げばいいと思う。
お詫びに、とか言って朝まで(やめろ)

2015/06/12 (Fri) 10:38 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

理桜さまへ

お引越し。
そうですよね、大変ですけど面白いですよね。
仲間。
続き、お楽しみ頂けましたでしょうか。
レスが遅くてごめんなさいー。

2015/06/12 (Fri) 10:39 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

瓔悠さまへ

そうです。
あれがこれになりました。(笑)
まだ考え中。
あれこれ調べてますよ。
正座はね、痺れちゃうから。
寝っ転がっててね!

2015/06/12 (Fri) 10:41 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

宇佐美さまへ

陛下ブチ切れて凹みました。←言い方考えようか私
正座はダメですっ。
ご飯食べてお風呂入ってゆっくりとお待ち下さい。
倒れちゃう!
お引越し、考え中です。
悩ましいですね。

2015/06/12 (Fri) 10:42 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック