2015_05
30
(Sat)23:11

巡り巡る 6

広範囲に及ぶ揺れ。
皆様のご無事を信じておりますが、大丈夫でしたか?
余震にお気を付けくださいませ。

さて。
ダラダラ続いてしまってますこのSS。
いつまで書くのか私。

お心を広くお願い申し上げます。


☆コメントありがとうございます!お返事もう少しだけお待ち下さいませ。ごめんなさい!
【LaLa7月号第71話ネタバレ妄想SS】
《巡り巡る6》



「どうじゃ、お妃。」
「なんのことでしょう?」

それは突然の問いかけ。
正妃を目指すべく李順さんから与えられた課題に勤しんでいた私に老師は突然そう言った。

「きちんと陛下を癒して差し上げておるのか、と聞いておるのじゃ。」
「……。」

癒し。
癒し…。

――――ゆうっ、りんっ…もうっ!

爆ぜる直前の陛下の、本当の狼みたいな声。
思い出すだけでお腹の中がぎゅっとなる、声。
あの瞬間の陛下はいつも、苦しそうで。

「癒せている、のかしら…私。」

妃とは。
王を癒す存在。

「老師、ご教示願いますっ!」

陛下のお疲れを癒して差し上げなくては。

真剣顔で詰め寄る夕鈴に、張元は気圧された。







「こう、ですか?」
「うーん、ちょっと骨が痛いかな。」

練習台になったのは、浩大。
微妙な表情の張元が見守る中、夕鈴の特訓が始まった。

「うなじの真ん中、そう、そこから下がって…ぐりっとした骨があるだろ?」
「え、ええ。」
「そこから手を左右に滑らせて…そう、ゆっくり温めるみたいに。」
「こんな感じ?」
「うーんっと、陛下は左利きだからさ。左肩を意識してやるといいかも。」
「わ、分かったわ。」

目を瞑って練習台になる浩大。
だが彼が目を瞑る理由は他にあった。

こんな所を陛下にもしも見られたら間違いなく首が飛ぶ。
比喩じゃなくてマジで飛ぶ。
狼の気配を逃すわけにはいかねえんだ。

視界を塞ぎ、気配を探り続けた。

「お妃よ。何も筋肉の凝りをほぐす事ばかりが癒しとは」
「お疲れを癒して差し上げたいんですっ。」

必死に言い募る夕鈴に、張元の舌鋒も鈍る。

「陛下、毎日お仕事大変で。帰って来られても私のことばかり気にして下さって。」
「愛じゃのう…。」
「もうっ。ふざけている場合じゃないんです!」

真剣に浩大の筋肉と骨格を探る夕鈴。

「陛下はもっと背が高くて背も広くて逞しいから…。」
「お妃ちゃん、それ結構グサッとくるんだけど。」

軽く落ち込みながら、浩大は老師に目配せをする。

―――陛下には絶対内緒な?!

「さて、茶菓子はどこじゃったかの。」

どこ吹く風と知らぬ顔で。
張元は初心な妃の奮闘努力を見守った。





「ふふ、陛下可愛い。」

ぐっすりと眠る黎翔の寝顔は、あどけないほど安らかで。
夕鈴は達成感と共に幸福感を覚えていた。

「気持よかった、のよね?」

さらり、と黒髪を指で梳く。
止まぬ、安らかな寝息。

「…陛下…黎翔、さま。」

呼んでみたかった。
普通の夫婦みたいに。

「れい、しょう、さま…旦那様。」

うわあああっ!
ぼふんっ、と顔に血が集まる。
パタパタと手で顔の熱を冷まして、少し落ち着いてから。
夕鈴は天井にそっと声をかけた。

「浩大、お願いね?」
「…よく寝てるな、陛下。」

ふわっと降りてきた隠密に浮かぶ苦笑。
夕鈴は満足げに夫の寝顔を見やり、幸せそうに笑う。

「ねえ、浩大。」
「なに?」
「私ずっと陛下のそばにいるから。」
「……ああ、頼むよ。」

それは、ある春の宵。
隠密とお妃様の。
ほんの少しの隠し事。

C.O.M.M.E.N.T

どストライクド直球っ!!
ありがとうございます!!
美味しく頂きました。
「そうじゃなくて、あー、もうお妃ちゃんが寝て!」
「わかった。」
「こうして筋に沿って・・・。」
「んっ、気持ちいい。あっ、浩大・・・凄い。」
「バカ、変な声だすな。」
なんてねっ!
いやあ、青春!←
(〃艸〃)うふふ

2015/05/30 (Sat) 23:36 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

おはようございます。

はぁ…花と花守の秘密…素敵です!!按摩では無く、違うマッサージを!!と、思った私は穢れ過ぎ(爆)もしくは薄いご本の読み過ぎデスカネ(^^;)地震…本当に広範囲だったんですね(T-T)我が生息地は何事も無く…ニュース見て、スゴッって位平和な日常です(笑)
天災は何の前触れも無く…10年前の水害では打ちのめされたモノでした(泣)被害の有った方がいらっしゃらないと良いですね(・_・、)

2015/05/31 (Sun) 06:50 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

こうだいとマッサージの練習してたなんて、陛下にバレたら、バレたら~(*≧∀≦*)
バラしていいですか?私(〃ω〃)
羽梨さまパターンも読んでみたいです。羽梨さまよろしくお願いいたします。(≧∇≦)
あ、でも陛下が陰で見てるかもね Σ(゜Д゜)
逃げろ、こうだい!

2015/05/31 (Sun) 08:23 | 凛子 #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

「いいか、背骨があるだろ?」
「…んっ、う、ん。」
「これを辿って…ここ。」
「ぁ、んぅっ、」
「気持ちいいだろ?」
「…ぅ、ん…いい…。」
「もう少し続けていいか?」
「ん、おねが、い…続き、おしえて?」
続きは任せた!(笑)

2015/05/31 (Sun) 20:58 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

水害…。
本当になんと申し上げたらよいのか。
天災は本当に、ね。
花守。
あの本は忘れて下さい燃やして下さい。
いいですか。
次の燃えるゴミの日に出して下さい!!!!

2015/05/31 (Sun) 21:00 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

凛子さまへ

コメントありがとうございます。
羽梨さまに転送させてもらいましたー。
マッサージ。
浩大はきっと上手に違いないと思って書いてみました。

2015/05/31 (Sun) 21:03 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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