2015_05
19
(Tue)12:41

檻の夜 続

皆様こんにちは。
「この世の春」。
昼間っから怪しげなものがUPされておりますが、どうかお気になさらずにお願い申し上げます。



皆様。
ぬるめではありますが、このSSはR18です。
心身ともに大人の方のみ、この先へお進み下さいませ。
自由気ままに書いておりますので、その程度のものだとご理解の上でお読み頂けると助かります。
要は、あまり期待しないで下さいね?ね?ね?
という事です。(笑)


では、もし宜しければ!
【設定 本誌ネタバレ R18】
《檻の夜 続》


今宵は月夜。
複雑に組まれた格子越しに射しこむ月明かりが乳白色の絹にくっきりと模様を刻む。
夕鈴らしいすっきりとした佇まいの寝台がいつもとは違って見えて。
ゆっくりと横たえらえた彼女の肌にも、影が映る。

ここは、檻。
王のための、檻。
嫌がる妃を閉じ込めて、心ゆくまで貪るために作られた特別な場所。

「ん、陛下…。」

気だるげに黎翔を見上げる夕鈴。
その肌の上に描かれた影は、彼女を搦めとる網のよう。
檻の中で捕らわれたその姿に、黎翔の喉仏がゆっくりと上下する。

「夕鈴…。」

喉が渇いてたまらない。
声が掠れて、動悸が煩くて。
いくら酸素を吸い込んでも足りなくて、息が上がる。
熱が体中を駆け巡って、身を焦がす。
自分の呼吸が忙しなくて、浅ましい。

「もう少し、進ませてね。」
「進む、の?どこまで?」

とろんとした表情のままでずり上がって行く夕鈴。
それと同時に肌の上を滑って行く影。
さらりと流れる髪の上から、首筋を抜け、白絹の夜着へ。
ふっくらとした胸の形を撫でるように網が覆う。
とんっ、と夕鈴の頭が枕にあたった。

「陛下、まだ?」

誘うような言葉。
口づけで痺れたのだろう、少し舌足らずな口調。

「もうこれ以上、いけない。」

縋るような眼差し。

「どうしたらいいの。教えて?陛下。」

ぷつん、と。
何かが切れた音がした。



「教えてあげる。」
「んぅっ。」

歯があたるほど深く、噛みつく。
唇を甘噛みして、吸い上げた舌にも歯を立てて。
両の手首を寝台に抑えつけて抵抗を塞ぐ。
息苦しさに身を捩る夕鈴を網が捕え、黎翔が貪る。

「鼻で息をして。」
「ふっ、はぁっ、無理…っんん。」
「進ませてくれるんだよね。」
「きゃあっ!」

夕鈴の答えを待たずに黎翔が動いた。
唇を解放し、夜着に噛みつき引き下ろす。
両手を抑えつけられたままの夕鈴から小さな悲鳴が上がる。
月明かりに迎えられる、ふるりと揺れる双丘。
真珠のように輝くそこに魅入られた。

「綺麗だ…夕鈴、綺麗だ。」
「やっ、恥ずかしい、見ないで…ああっ!」

長く伸ばされた舌がゆっくりと降りていく先にあるのは、丘の上で愛らしく震える小さな蕾。
鼓動に合わせて震える薄紅色のそれをゆっくりと舐めて尖らせていく。

「ひあっ、なっ、やぁ、んっ。」
「そのまま、進んで。」
「どこ、にっ?や、なんかおかしいっ。」
「そう、そのまま…。」
「きゃあああっ!」

かりっと乳首を甘噛みされて、夕鈴の身体が仰け反る。
擦り合される膝がもどかしげに黎翔を招いた。

「…っ、いまの、なに?」
「僕が君を愛している証拠、かな。」

―――気持よかった?

耳元で囁かれて、夕鈴の頬が染まる。

「はい…陛下だから、」

―――気持よかった、です。

ぎゅっと目を瞑った夕鈴から放たれた言葉が黎翔の胸を射抜く。
君が、愛しい。

『じゃあもうすぐ正式に…』
『うん、後宮入り。』

不意に脳裏によみがえる、夕鈴の嬉しそうな顔。
僕のお嫁さんになることを君が待ち望んでくれているのが分かって、本当に幸せで。
何があっても君を守り抜き、ずっとずっと共にあろうと、改めて思った。

「…っ。」
「陛下?」

目の前にあるのは、夕鈴の肌。
その肌に映るのは、檻の影。
ここは、王のための檻。
嫌がる妃を無理やり貪るための、場所。

「ここから先は…『初夜』になっちゃうから。」
「しょ…っ!!」

耐えろ黎翔。
僕たちの初夜は、こんな場所で迎えちゃダメだ。
誰より大切な夕鈴。
君と僕の始まりの夜は、こんな檻の中からじゃなくて。
狼陛下の花嫁に相応しいところからに、決まってる。

「ごめんね、僕、夢中になっちゃって。」
「い、いいえっ。」

夕鈴を解放し、抱き起して。
腕の中に包み込む。

「…色々と治まるまで、このままでいていいかな。」
「いろいろ?」
「うん。狼陛下は色々と大変なんだよ。」
「そう、なんですか?」

ゆっくりと月が動き、夕鈴から寝息が聞こえ始めた頃には、もう。
彼女を捕えていた檻の影は、どこかに消え去っていた。

C.O.M.M.E.N.T

すごい!

あさ様の所の陛下が鉄壁の理性を発揮して居られる…(笑)やっと[待て]が躾られましたか!?(^^)羽梨様ーるをこう更新されていらっしゃるし…あさ様もあーるを更新…お二方はシンクロでもされてるのかしら(笑)読み手としては嬉しい事この上ない事態ですよ~(^_^)v

2015/05/19 (Tue) 13:18 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

偉いっ!さすが陛下、やればできる子!
そう、いろいろ鎮まるまでゆっくりして
いくといいよ。
衝動より夕鈴の気持ちを重んじた陛下に
感動です。
この先は、お楽しみですね。
早く本誌の愛を浴びたい!
第一部終了なのかな。
あるかな、初夜((o(´∀`)o))
楽しみで顔が真っ赤になってきたよ。
ふふふ。

2015/05/19 (Tue) 13:20 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

わぁ~~い!続きだ!!!
お仕事頑張ってきて良かった!!!
私へのご褒美だよね!!!
うん、きっとそう!!!
陛下にもご褒美!!
でも初夜には・・・まだだよ。
うん、夕鈴と迎える初夜は特別ですものね!!!
月明かりの中での、二人が幸せ気でいいなぁ~~と。
二人が兎に角幸せを感じてくれていればいいの。
それだけでいいの。
もう、あささん!!ありがと~~~
私も幸せ感じてます!!!

2015/05/19 (Tue) 13:41 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

いろいろ大変だった狼陛下頑張ったね!
やれば出来る子だ!
美味しいもの横からおこぼれご馳走様です(*´ω`*)

2015/05/19 (Tue) 14:15 | 宇佐美 #- | URL | 編集 | 返信

陛下…きちんと待て出来ましたね♡
夕鈴のことを思うならちゃんとした所で「初夜」しなくちゃね!
∪//ノωノ∪ イヤン♡←
羽梨サマのあーるも好きだけど、あさサマのあーるも好きですよ♡
┃q-ω-∪ ふふふふふ♡

2015/05/19 (Tue) 15:57 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

できる

幸せ、いただきました!
陛下、待てが出来ましたね、偉い\(^o^)/

2015/05/19 (Tue) 16:10 | 萌葱 #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

羽梨さまとシンクロ!嬉しい。じゃなくて。
大体同じような生活パターンなんで、更新のタイミングも被りやすいのかと思われます。
あーるが被ったのは偶然ですよ!

2015/05/19 (Tue) 18:49 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

もうすぐ本誌だね。
ああ、もう。
楽しみだねぇっ。
うちの近くのコンビニもLaLa置いてくんないかな。
頼んでみるか。
顔が赤いのは熱でしょ、熱。
ダメだよちゃんと寝なきゃ。
あんな時間に起きてるとは思わなかった!

2015/05/19 (Tue) 18:53 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

瓔悠さまへ

お仕事お疲れ様でしたー!
体調悪いのによく頑張った、偉い!すごい!立派!
尊敬するなぁ。
初夜が待ちきれなくてつまみ食いする陛下でございました。
楽しんで頂けて本望です。

2015/05/19 (Tue) 18:54 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

宇佐美さまへ

陛下、頑張りました。
すごい、耐えたよ陛下!と感動しながら書いてました。←
蛇足のSSを先ほどUPしたので、宜しければ…。

2015/05/19 (Tue) 18:56 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

桃月さまへ

「待て」できましたね、うちの陛下。
意外です。←
羽梨さまのあーるの足元にも及びませんよ、私のなんて。
ふふ。

2015/05/19 (Tue) 18:59 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

萌葱さまへ

おお、お久し振りです。
お元気でしたか?
まさかうちの陛下が待てを覚えるとは!
驚きです。

2015/05/19 (Tue) 19:01 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/05/20 (Wed) 09:24 | # | | 編集 | 返信

yukino.s様へ

ありがとうございます。
健全な月夜の話のはずが、横に滑りまくりました。(笑)
可愛いお嫁さんを前に頑張った陛下に惜しみない拍手を送りたい!←

2015/05/20 (Wed) 16:52 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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