「扉」の続き
こんばんは。
あさ、です。
やはりパソコンはいいですね。
いや、キーボード入力がいいです。
前回の「扉」は東京湾を吹き抜ける海風に吹かれながらスマホで書きました。
スマホ。
iPhone5C。
不満は全くありませんが、慣れ親しんだキーボード入力の方が書きやすいです。
毎週土曜東京湾に通うんですよ、次女。
付き添いは当然私。
クルクルと回転する次女(体操クラブの練習)をじっと見守るそこは、半屋外。
机もなければ椅子もありません。
近くにショッピングモールがあるんですけどね。
毎週の事ですから、散財スポットには足を踏み入れる訳には参りません。
踏み入れたが最後、絶対何か買ってしまう私。
長女の学費を思い浮かべて我慢ですよ。
と、ここまで書いたところで気づいたんですが。
……今回のSSも、短いですね。
キーボード入力だろうがスマホだろうが、変わらないな私。(;・∀・)
ここから先は、R15。
コミックス未収録の本誌ネタバレあり、です。
ご理解の上お進み下さいませ。
あさ、です。
やはりパソコンはいいですね。
いや、キーボード入力がいいです。
前回の「扉」は東京湾を吹き抜ける海風に吹かれながらスマホで書きました。
スマホ。
iPhone5C。
不満は全くありませんが、慣れ親しんだキーボード入力の方が書きやすいです。
毎週土曜東京湾に通うんですよ、次女。
付き添いは当然私。
クルクルと回転する次女(体操クラブの練習)をじっと見守るそこは、半屋外。
机もなければ椅子もありません。
近くにショッピングモールがあるんですけどね。
毎週の事ですから、散財スポットには足を踏み入れる訳には参りません。
踏み入れたが最後、絶対何か買ってしまう私。
長女の学費を思い浮かべて我慢ですよ。
と、ここまで書いたところで気づいたんですが。
……今回のSSも、短いですね。
キーボード入力だろうがスマホだろうが、変わらないな私。(;・∀・)
ここから先は、R15。
コミックス未収録の本誌ネタバレあり、です。
ご理解の上お進み下さいませ。
【設定 本誌ネタバレSS「鍵」続き R15】
《扉2》
肩で息をしているのを自覚する。
じっとりと背に汗が滲みだすのが分かる。
屹立するそこが待ちきれずにぴくりと跳ねる。
でも、まだ。
その時ではない。
分かってるな、黎翔。
渋々頷く、狼の私。
あと少しの我慢だからと奥歯を噛み締める、僕。
いいか、黎翔。
夕鈴の為だ。
いや、正確にはお前の為だ。
急いては事を仕損じる。
うっかり噛みついて家出されたのを忘れるな、黎翔。
「もう少し、続けていいかな……口づけ。」
「え、まだ続きがあるんですか?」
くるん、と丸くなる瞳。
僕を安心させてくれる優しい目が、嗜虐心をくすぐる。
「うん、もうちょっとあるんだ。」
「どんなことするの?」
「え。」
乳房が灯火を反射するまで舐め上げて愛らしく尖った乳首が桜色から紅色に変わるまで転がして乳白色の吸い込まれるように柔らかな肌が汗ばむまで撫でまわして髪の一筋から爪の先まで全てを愛しみ、この上なく魅惑的で魅力的な秘密の場所を、愛する。
……とは、言えない。
言えない。
言えないな、うん。
「陛下?」
動きを止めた僕を掬い上げるように覗き込む、夕鈴。
肌蹴た夜着を彩る灯り。
絹より白い肌と真綿より心地よい乳房と果実よりも甘い乳首が、ふるりと揺れる。
「っ。」
――――おい、黎翔。
やり過ぎだ。
ここまで許したつもりはないぞ。
冷静な自分の声が遠くにある。
――――喰らいつくせ、逃がすな。
本能のまま吠える自分が、喚く。
「……陛下。」
困り切った僕を救うのは、やっぱり。
「続き……して?」
君。
「そばに、いたいの。どこまでもいつまでも、ずっと。」
僕の、僕だけの。
「もっと……黎翔様の近くに、連れて行って。」
私の、私だけの。
「もう、離れたくないから。」
君。
「続きは、婚儀の夜に。じっくりとさせて貰っていいかな。」
「え、っと。」
「ほら。『初夜』の作法は夕鈴まだ知らないでしょ?」
「っ!!」
だから、それまでは。
君を正妃に迎えるその日の日没までは。
「これ、持ってていいよ。」
その手の中にある鍵は、君のもの。
僕の幸せの鍵は、君だから。
ずっと握り締めていて。
その手の内に。
僕の為の、その鍵を。
僕と君を繋ぐ『鍵』を。
《扉2》
肩で息をしているのを自覚する。
じっとりと背に汗が滲みだすのが分かる。
屹立するそこが待ちきれずにぴくりと跳ねる。
でも、まだ。
その時ではない。
分かってるな、黎翔。
渋々頷く、狼の私。
あと少しの我慢だからと奥歯を噛み締める、僕。
いいか、黎翔。
夕鈴の為だ。
いや、正確にはお前の為だ。
急いては事を仕損じる。
うっかり噛みついて家出されたのを忘れるな、黎翔。
「もう少し、続けていいかな……口づけ。」
「え、まだ続きがあるんですか?」
くるん、と丸くなる瞳。
僕を安心させてくれる優しい目が、嗜虐心をくすぐる。
「うん、もうちょっとあるんだ。」
「どんなことするの?」
「え。」
乳房が灯火を反射するまで舐め上げて愛らしく尖った乳首が桜色から紅色に変わるまで転がして乳白色の吸い込まれるように柔らかな肌が汗ばむまで撫でまわして髪の一筋から爪の先まで全てを愛しみ、この上なく魅惑的で魅力的な秘密の場所を、愛する。
……とは、言えない。
言えない。
言えないな、うん。
「陛下?」
動きを止めた僕を掬い上げるように覗き込む、夕鈴。
肌蹴た夜着を彩る灯り。
絹より白い肌と真綿より心地よい乳房と果実よりも甘い乳首が、ふるりと揺れる。
「っ。」
――――おい、黎翔。
やり過ぎだ。
ここまで許したつもりはないぞ。
冷静な自分の声が遠くにある。
――――喰らいつくせ、逃がすな。
本能のまま吠える自分が、喚く。
「……陛下。」
困り切った僕を救うのは、やっぱり。
「続き……して?」
君。
「そばに、いたいの。どこまでもいつまでも、ずっと。」
僕の、僕だけの。
「もっと……黎翔様の近くに、連れて行って。」
私の、私だけの。
「もう、離れたくないから。」
君。
「続きは、婚儀の夜に。じっくりとさせて貰っていいかな。」
「え、っと。」
「ほら。『初夜』の作法は夕鈴まだ知らないでしょ?」
「っ!!」
だから、それまでは。
君を正妃に迎えるその日の日没までは。
「これ、持ってていいよ。」
その手の中にある鍵は、君のもの。
僕の幸せの鍵は、君だから。
ずっと握り締めていて。
その手の内に。
僕の為の、その鍵を。
僕と君を繋ぐ『鍵』を。