2015_03
14
(Sat)11:39

再会3

いつもご訪問有難うございます。
管理人 あさ です。
こちらのSSが、プチ前の最後のSSです。
続きはありますが、このままでもいい。
そんなSSになっております。
私らしいなあ。(笑)

たくさんのコメント、ありがとうございます。
明日はプチ。
お会いできない皆様にも、お会いできる皆様にも。
たくさんの感謝をお伝えできればと思います。

ありがとうございます。

あさ
12巻未収録のネタバレを含みます。
お気を付けください。





【設定 離婚後】
《再会3》

きゃあきゃあと煩わしい女たち。
少し笑みをくれてやれば面白いほど歓待してくれる。

隠密からの報告が、遅い。
イラつくが仕方ない。
一番使える『道具』は彼女のそばに置いてあるのだ。
妓女が注いだ酒を飲み干した。

つまらん。
女がどれも同じに見える。
報告は遅いし、本当に―――――

「わっ。」

え。

「っと、と。」

しゃらん、と鈴の音。
幻…じゃ、ない。

なぜだ。
なぜ君がここにいる。

すぐさま抱き上げ、女将に金を投げ。
寝室へ。
どさりと寝台に下ろされた君は、僕を見上げていて。

「っなんで。」

疑問を口にする。
それはこちらの台詞だ。

「誰が君をこんな場所へと追いやった?」

血が逆流する。
鼓動が煩い。
身体が怒りで震え、抑えられない。

「浩大は、周康蓮は何をしている!」

護れたと思っていたのに。
君は、君だけは、幸せに笑っているのだと、そう思っていたのに。

ごめん。
ごめん、夕鈴。
僕は、君を。

護れなかったの、か?




「ちがうんです、この格好はっ、ここで働いている訳じゃなくて…っ。」

辛そうな陛下。
なんてかお、するの。

「私ちゃんと自分で決めて、貴方に。」

貴方に会うために、ここにいるの。
お願い、陛下。
そんな顔しないで、私は大丈夫なの。
貴方が思っているほど、私。

「私、そこまで弱くなんかないのに。」

震える手が私の頬を包む。
優しくて大きな手。
安心させたくて、陛下に抱き付いた。

「ほんと、ばか…っ。」

ばか。
陛下の、ばか。

大好き。


ドタンッと大きな音。
妓女さん達の叫び声と騒めき。

始まった。

「行っちゃ、ダメ…っ。」

行かないで陛下。
全部ばれちゃう。
晏流公の事も蘭瑶様の事も、みんなの事も。


「――――よく、わかった。」

僕を引き止める夕鈴。
僕が行っては都合が悪いのだろう、そんな事は分かっている。
でもね。
そんな姿で、『行かないで』だなんて。
反則だよ、夕鈴。

身体が勝手に動く。
感情が暴走する。

ああ、夕鈴だ。
君だ。
幻じゃない、君だ。

唇を重ねて確かめて。
僕は手遅れを実感する。

「これはもう君が悪い!!」

真っ赤になって面白い声を上げる君。
もう、このまま帰してなんてあげられない。

ねえ、夕鈴。
話したい事があるんだ。

君を不幸にしかできない男の愚かな告白。
分不相応な想いを抱いたバカな男の想いを。
どうか、ただ、言わせて。

愛してる。

それだけを。
ただ、君に。
君だけに。
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C.O.M.M.E.N.T

No title

こんにちは
あああ、今回もやっぱり素敵なお話。
いつもとても楽しみにしています。(*^^*)
このままでもいいですが、出来れば、ぜひ続きが読みたいです...。

2015/03/14 (Sat) 15:49 | けい #- | URL | 編集 | 返信

初めまして(*^-^*)
幾つもの素敵なお話し、読んで想像してかなり楽しませて頂いてます♪
今後も楽しみにしてますね。
では、また来ますo(^-^)o

2015/03/15 (Sun) 15:27 | いち #- | URL | 編集 | 返信

けい様へ

けい様。
ありがとうございます。
続き。
頑張りますね。

2015/03/17 (Tue) 19:22 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

いち様へ

初めまして。
あさ、と申します。
楽しんで頂けて嬉しいです。
拙い話ばかりですが、またお越し下さいませ!

2015/03/17 (Tue) 19:23 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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