2015_01
30
(Fri)18:16

LaLa3月号67話ネタバレ妄想SS「戸惑い」5

雪ですね。
あさ、です。

私、東京都に住んでおります。
でも、積雪10センチはありました。
受験当日が雪でなくてよかった。

明後日から受験本番。
開き直ってきました。

次の更新がいつになるか。
長女の受験が終わり次第になりますが、それは神のみぞ知る、です。


「戸惑い」最終話です。
もし宜しければ!
【LaLa3月号67話ネタバレ妄想SS】
《戸惑い5》


今だけでいいの。
離さないで。
陛下、陛下。
大好き。
どこにいても、いつまでも。


待っていて、夕鈴。
あと少しだけ。
あと少し、だから。
愛している。
なにがあろうが、いつまでも。






「夕鈴。」

きしっ、と音をたてる寝台。
まだ潤んでいる茶色の瞳に自分を映し込む。

「僕のものに、していい?」

もう離さない。
決めたんだ。

「っ。」

大きく見開かれた瞳がふわりと笑う。

「はい、陛下。」

どこにいても、貴方のものでいさせて。
思いを込めて微笑む夕鈴の美しさに、黎翔の喉が鳴った。

「触れるよ。」
「……ぁ。」

頬を唇でなぞる。
滑らかな絹のような肌に酔いしれる。
ぴくっ、と仰け反る夕鈴。
はぁっ、と艶目かしく吐息が零れ、衣擦れの音が欲を煽る。

「夕鈴……。」
「っん。」

手を滑らせ、とくとくと早鐘を打つ鼓動に触れる。
柔らかな真っ白い丘に温かく迎えられた。

「あっ。」

しゅっ、と帯を解く。
はらりと肌蹴る前に慌てる夕鈴に構わず、身体を割り入れる。

「んんっ。へいか。」
「怖い?」

手を繋ぎ、抑え込み。
抗う術を失くしてから微笑み見下ろした。

「怖くないです。」
「っ!」

返ってきたのは力強い笑顔。
眩いほど真っ直ぐな君らしい笑顔。

夕鈴。
僕に君を、ちょうだい。
ずっとずっと、大切にするから。
君だけを愛するから。

「愛している。」
「わたしも、です。」

たったそれだけの睦言に頬を染める夕鈴がどうしようもなく愛おしい。
真っ赤になった耳を食み、息が止まるほどの愛しさを伝えるべく、抱き締めた。

「陛下、大好き。」

覚えているのは、夕鈴の香り。
感じていたのは、愛おしい温もり。
溶け合うほどに抱きしめ合って、微笑み合って。
たくさん、話をして。


君は、いなくなって。

僕は、探さなかった。







「陛下。」
「ああ、分かっている。」

日々は変わらずに忙しく、矢のように過ぎ。
君の消息が知れなくなってからもう幾つもの季節が巡った。

あの頃とは比すべくもなく落ち着いた内政。
蘭瑶を蓉州に残し、弟を呼び寄せた。
後宮を閉鎖したまま。
だって、僕の花嫁は一人きりだから。

今日、瑛風は王になる。
悪い時代と共に狼陛下は退き、瑛風は新しい時代をこの国に築く。
やっと。
やっと、だ。

手がかりは下町にあるだろう。
君が信頼する幼馴染。
彼がきっと何かを知っている。

さあ、珀黎翔。
これが最後の『狼陛下』だ。

「世話をかけたな、李順。」
「……いいえ。」

常と変らずさらりとした表情の側近に苦笑しつつ、大広間へ向かう。
最後の玉座。
居並ぶ臣下を睥睨し、譲位を宣言―――――

「おめでとうございます、陛下!!!」

え?

突然声を上た瑛風。
それを待っていたかのように広間中から寿ぎが上がる。

「おめでとうございます、陛下!」
「おめでとうございます、正妃様!」

開け放たれた扉の、向こう。
明るい陽射しを背に受けて、こちらに歩いてくる、影。
見間違えるはずなどない、僕の。

「本日は誠におめでとうございます、陛下。」

ふっ、と笑う李順。
その傍らには、浩大と克右。
水月と方淵に付き添われ、敷き詰められた花の道を辿る夕鈴。

「兄上、私は即位致しません。」

跪拝し、臣下の礼を取る晏流公。
それに倣い、周氾柳も跪く。

お前ら。
やってくれた。

「……ああ。」

小さく頷いた黎翔の頬に笑みが浮かび。
一歩、一歩。
確かめるように歩みだす。

ねえ、夕鈴。
遠かったね。
随分時間がかかったけど、これからは。

「夕鈴。」
「……っ、陛下!」

―――ずっと、ずっと。


花嫁と抱き締めあう狼陛下。

風が渡る。
寿ぐように花が舞い、明るい陽射しが二人を照らす。
どこまでも続く青い空が、白陽国に春を告げていた。

C.O.M.M.E.N.T

。゚(゚//ノДノ)゚。 うわあぁぁぁぁん
なんて…なんて幸せな結末なんでしょう!
あさサマ!最高です!
お嬢様の受験、頑張って下さいませ(*^^*)

2015/01/30 (Fri) 19:39 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

お嬢さんの受験も間近に控えた大変な時期に、再度のお返事ありがとうございました!
結果の発表までは落ち着かないと思いますが、まずは一段落ですね。
おつかれさまです。
言い訳陛下(勝手にネーミング)の件につきましては謝られないでくださいね!
私の勝手な提案(要望ではなく)ですので、気に病まれませんよう。
それよりも5、素敵でした!
二人にこんな素敵な春が訪れますように。
でもまだ終わりませんように笑
次号が待ち遠しすぎて発狂しそうな自分が正気でいられるのは、あささまのお陰でございます。
ご無理のない更新を楽しみにしております(^^)

2015/02/02 (Mon) 19:58 | saara #- | URL | 編集 | 返信

桃月さまへ

ありがとうございます。
幸せになって欲しい!
陛下も夕鈴も!
受験、無事終わりました。
応援ありがとうございました!

2015/02/04 (Wed) 08:37 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

saara様へ

ようやく受験が終わりました。
今日はこれから手続きに行って参ります。
さよなら貯蓄(笑)
次号、待たれますよねっ。
幸せになって欲しい!でもまだまだ続いて!!
切実な願いです。
「言い訳陛下」が本誌で見られたら最高ですね。

2015/02/04 (Wed) 08:39 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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