2015_01
27
(Tue)18:41

LaLa3月号67話ネタバレ妄想SS「戸惑い」2

あれ?
なぜSSを書いているのか、私。
過去問をプリントアウトするはずが、なぜWord開いてる?!

羽梨さまごめんなさい。
思わず受験から逃避してしまいました。

本誌をリビングに置いてしまった私のバカ。

と言う訳で、続きです。
【LaLa3月号67話ネタバレ妄想SS】
《戸惑い2》


逃亡の恐れのある妃の為に作った部屋が後宮にはいくつもある。
僕が夕鈴を閉じ込めたのは、そんな一室。
ぎい、と音を立て扉が開く。
この向こうに、彼女がいる。

――――大丈夫だ。

深呼吸をして、足を踏み入れた。





「待たせてしまってすまなかった。」

檻の向こうに、夕鈴がいる。
僕の唯一の妃がいる。

「片付けに手間取ってな。」

平静に、平静に。
落ち着け、黎翔。
カツカツと靴音が響くたびに縮まる、彼女との距離。

「いえ、平気、です。」

やっと夕鈴の顔が良く見え……って、泣いてる?!
不意打ちを食らい、落ち着いたはずの熱が再び駆け巡る。
堪え切れずに口付けてしまったあの夜の記憶が蘇り、彼女を直視できない。
頬が熱い。
だ、だめだ。
まだ、だめだったか!
走り去る訳にもいかず、じりじりと後退る。
落ち着け、落ち着けっ。
大丈夫、彼女は未だ檻の中。
僕が手を伸ばしても届きはしない。
話をするんだ、黎翔。

「…っお怒り、ですか、顔も見たくないくらい…?」

夕鈴の目に更にじわりと涙が浮かぶ。
もの凄く、焦った。

「!!ちがう、そうじゃない!」

怒ってなんていない、そうじゃなくて!

「今のは、そのっ…っ。」

じっと僕を見つめる夕鈴。
感情が先走って言葉が出ない。
言わなきゃいけないのに。
なぜ僕が君をここに閉じ込めたのか、本当の理由を。
君に口付けた訳を。
……でも。

「…ごめんちょっと待って。まだダメだったかもしれない!」

夢にまで見た君を前にして、冷静に話せる自信がないっ。

「…君の事は怒ってないよ。」
「でもこんな牢に入れて…。」
「それは放っとくと君が何をしでかすかわからないと思ったから。」

そう、その調子だ自分。
嘘は言っていない。たぶん。

「それはすみません…ではこのままでお話を?」
「あ、いや。」

ええと。

「……君が、いいと言うなら。そちら側にいくけど。」

行きたい。とても、行きたい。
でも、自分が信用できない。

「ダメならここで。」

そう、ダメかもしれないんだから期待するな黎翔。

「このままだと話しにくいと思います。」

だよね!!
じゃないっ!
いいか、黎翔。相手は夕鈴だ。落ち着け、落ち着け。
すぅっ、とゆっくり息を吸って、はああああ、とゆっくり吐いて。

「…そっか、じゃあ。」

不思議そうに僕を見つめる夕鈴が待つ檻の内に足を踏み入れた。

「…何から話そうか。」

蘭瑶の事、弟のこと。
優しい君は予想通り弟を庇う。

「謀反計画の中心におかれた者を、君はかばいたい、か。」

誰にでも優しい夕鈴。
その優しさに少し意地悪をしたくなる。
だが。
ぐっと詰まった彼女の次の言葉と涙に、全ての防御が打ち砕かれた。

「自分が一人になっていくのを平気そうにしないで、陛下。」

―――ああ、夕鈴。
君は僕の為に泣いてくれるの?
僕なんかの為に。

「ごめん、やっぱりまた泣かせた。」

ごめん、夕鈴。
やっぱり君は、すごい。
どれほど身構えても、君はするりと僕の内に入り込む。
そして、それがどれほどの温もりを僕に与えているのか君は知らないんだ。

「少しゆっくり話していい?」

触れるよ、夕鈴。

「陛下の、こと?」
「うん。」

君に。
眩しいほど綺麗で泣きたいほど愛しい、君に。

「ちゃんと話しきれるのか…既にちょっと自信ないんだけどね。」
「…はい?」

夕鈴の頬に触れる。
身体が吸い寄せられるのが分かる。
さあ、覚悟はいいか、珀黎翔。
ひとつ檻の中。
僕の為に泣いてくれる愛しい兎に。
話そう。
ゆっくりと。

愛しい、と。
君が愛しい、と。

C.O.M.M.E.N.T

No title

そうそう。陛下、そのままガバっと・・← えっ?

2015/01/27 (Tue) 21:09 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

陛下を押し止めてみました(笑)
でもそろそろ限界です。

2015/01/28 (Wed) 18:05 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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