2014_12
23
(Tue)22:54

服薬

お久し振りです。
あさ、です。

不覚にも長女の病状を誤診、というか誤って判断。
明日は誕生日なのに。ごめん。

海よりも深く反省中です。
沈んでしまえ私。

眠れないのでSS書いてしまいました。
もし宜しければ。
【設定 過去も未来も捏造】
《服薬》


驚くほどに熱い額。
痛々しく紅潮した頬。
冷たい指先。
乾ききった肌。
「…大丈夫、だ。」
嘘仰い。
「これが『大丈夫』なら。」
ぐいっと主を引き起こし筆を差し出して。
「ご署名を、陛下。」
ふわふわと揺れる、その腕を掴んで。
「お出来になりますよね?」
ぎりぎりと奥歯を噛み締めながら微笑んで。
「…『大丈夫』なのでしょう?」
ダメ押しをする。
「りじゅ」
「謝る前にこれを飲むっ。」
ずいっと薬椀を差し出した。


『えー、苦いのやだ。』
『つべこべ言わずに飲んで下さい。』
狼のくせに風邪を引きやすい陛下。
高熱を出すたびに交わされた会話。
『いくら薬を飲んだって、効かない。』
『毒に慣れるという事は、そう言う事です。ですが、』
『飲まないよりはマシ、なんだろう?』
『ええ。そうです。』
真っ黒い薬をじとーっと睨みながら覚悟を決める陛下のお顔は、いつも。
昔と変わらず可愛らしくて、そして、どこか。
『でもやっぱり』
『飲むっ!!』
『うっ…だって。飲んだって、母上には効かなかった。』

――――父上からのお薬を頂けば、こんな病はすぐに癒えますよ、黎翔。

哀しげで。
正妃が仕組んだ偽りの薬。
王からの偽の贈り物。
それを疑うことなく服薬した舞姫様は、儚く散っていかれた。
陛下はご存じない、本当の事。
お知らせする必要などない、過去の傷。
私は『側近』ですからね、陛下。
私の主は白陽国ではなく。
珀黎翔、その人。
我が護るべきは、孤独な皇子。


でも。
今は。


「陛下、お薬は苦いものなんですよ?」
「甘いのなら、飲める。」
熱に浮かされた陛下の頬に浮かぶのは、蕩けるような微笑。
「もうっ、そんなお薬があったら私が飲みますっ。」
無邪気に頬を膨らませる兎が薬椀を差し出せば。
「ねえ、夕鈴。ご褒美は?」
「ふふ、ちゃんと準備してありますよ。」
ちぎれんばかりに尻尾を振る狼。
「甘い餡を溶かして白玉を―――」
「うわぁっ、それ大好き!」
それでは、そろそろ邪魔者は。
「思いっきり甘くしてありますからね。」
「うっ、夕鈴それってさ、この薬…」
「ええ、かなり苦いです。良薬口に苦しっ!」
「ええええっ!」
退散すると致しましょうか。

「うわっ、苦っ!ゆーりんこれ酷い味っ!」
「味わうから悪いんです、ほら一気に飲み干してっ。」
「うわぁぁっ!たすけてーーー!!」
回廊に出た李順を追いかける様に聞こえてきた主の声。
「…気のせい、ですね、うん。」
苦笑を浮かべた李順は、小さく声を立てて笑った。

C.O.M.M.E.N.T

No title

こんばんわ。
娘さん、お大事に。
そしてあささんもあまり落ち込まないように。
私も誤診することありますよ。
娘が熱があるのに、気が付かないとか・・・・・。
そんな事もあります。

2014/12/23 (Tue) 23:11 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

No title

あっ、こっちのHNでコメントしてしまったけど・・・・分かりますでしょうか???
スミマセン・・・

2014/12/23 (Tue) 23:21 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

瓔悠さまへ

わーかーりーまーすーよー。
慰めてくれてありがとう。
でも、私。
今回は山ほど反省しなくてはなりません。
受験直前だったら取り返しがつかなかった。
これはきっと天国の義母の思し召しに違いない!
お義母さん、ありがとうございます。
同じ轍は踏みません。
よし、がんばろう。

2014/12/24 (Wed) 16:43 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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