2014_11
13
(Thu)22:17

ふたりで

さて。
やってしまいました。
死ネタです。
ええ、どれほど陛下を壊そうが夕鈴を痛い目に遭わせようが死ネタだけは書けなかったこの私。
この度思い立ってチャレンジしてみました。

結果。
泣きながら書くという愚かしさ。
これが「あさ」の限界なんだと痛感しました。
私に死ネタは書けない。
やはり書けない。
なぜ挑戦した、私。
後悔しきりです。

明日あたり下げるかもしれませんが、自戒の為に今晩はUPし続けます。
慣れないことはするもんじゃない、ほんとに。


と言う訳で、注意書きです。

死ネタです。
遠い未来。お子様出て参ります。
オリキャラにして第一子、清翔くんです。あとその奥さんの玉華も、名前だけ。
ちなみに玉華は李順さんの長女です。
久々にお子様出しました。


そういえば、明翔くん(次男)のお話もまだ書き切っておりません。
プチ前に書き切れるか、私。
頑張ろう。


では。
お心を広くお願い致します。
【設定 未来 お子様あり オリキャラ注意】
《ふたりで》


ゆったりとした時が流れる、白陽国。

「皆、ご苦労。」

早朝から始まる朝議には、大臣達。

「始めよ。」
「かしこまりました。」

拱手した李順はいつも通りに書簡に手を伸ばし、読み上げる。
心地よい緊迫感と澱みなく進む議論。

「柳大臣は、真面目過ぎるよ。」
「貴様が不真面目なんだっ、氾大臣!」

いつもの小競り合い。
耳に馴染んだそのやり取りは皆の微笑を誘うばかり。

「まったく、そんな事じゃ妹に嫌われるよ?」
「なにっ?!そんな事はないっ、紅珠殿はいつも私をっ・・・っ、」
「・・・『いつも』、なんだい?方淵。」
「くっ・・・・なんでもない。」

本日の軍配は水月に上がったようだ。
これで勝率は五分。
李順はほどほどに昇った陽を確認し、朝議のまとめに入る。
あまり根を詰め過ぎるのは、よくない。

「では、氾大臣は蒼玉国への使者の選定に入って下さい。柳大臣は東の国境の更なる増強を。」

黎翔が頷くのを確認し、朝議は終了した。


「お帰りなさい、陛下。」
「もう良いのか、夕鈴。」

ここの所伏せりがちだった夕鈴の手料理が広い卓に所狭しと並ぶ、朝餉。

「いつまでも寝込んでいる訳には参りません。ただの風邪なんですから!」
「うん、でも無理はダメだよ。」

ふふっ、と悪戯っ子のように笑う夕鈴は、少女の様で。
吸い寄せられるように伸びた黎翔の手が、白い頬に触れた。

「まだ少し顔色が悪いよ、夕鈴。」
「朝餉をいただいたら、陛下と一緒に休ませて頂きます。」

透き通るようだった頬に朱が差し、茶色の瞳が少し潤む。

「・・・いいの?」

黎翔はこくりと小さく頷く額に口づけた。

「優しくして下さいね?」
「・・・うん。たぶん大丈夫。」

額を寄せて囁き合う国王と正妃。
もうすぐ、春。
穏やかな日の光と包み込むような風。
国王の視線を受け音もなく退出する侍女たち。

白陽国。
盤石なる国力を築き上げた賢王・狼陛下が治める穏やかな国。
『冷酷非情の狼陛下』も『後宮の悪女』も、今は昔のお伽噺。
流れゆく時は彼らの真の姿を浮き上がらせ、先を示す。

「父上と母上は?」
「朝餉の後、お休みでございます。」
「そうか。」

かつんと靴音を響かせ、踵を返す清翔。
伏せっていた母との久々の逢瀬を邪魔すれば後が怖い。

「では私も」
「どこに行かれるおつもりですか太子様。」
「・・・李順。」
「玉華ならもう政務室ですよ。」
「うっ・・・手早いな。」

ふぅ、とため息交じりに苦笑して。
清翔は愛する妻の待つ政務室へと向かう。
かつての黎翔の様に。







「・・・陛下、夕鈴殿。」

昼下がり。
ほころび始めた花々の蕾が後宮を彩り始めた、そんな日。
いつまでも目覚めぬ国王と正妃を案じた侍女たちに呼ばれ寝室に足を踏み入れた李順が見たものは。

「・・・いつまで、寝てらっしゃるのですか、おふたりとも。」

微笑み合うふたりの。
手を取り合い旅立ったふたりの穏やかな表情。
繋いだ手。

ざあっと渡る風と舞い散る花。

『あれでお給料、マイナスになっちゃったらしいんだよね。』
『詐欺だー!!!』

全てが始まったあの日を、李順は思い出す。

「私もすぐに参りますから、それまで」

ゆっくりお休みください。
陛下、正妃様。

いつまでも、ふたりで。
万能薬   
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C.O.M.M.E.N.T

∪´TωT`∪ ダー(泣)
ふたりで穏やかに…とはいえ、泣けます。
。゚(゚´Д`゚)゚。 ウワーン←

2014/11/13 (Thu) 22:50 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

No title

(´Д`)アゥ...・゚・(。>д<。)・゚・
泣くわ。
あかんて。こんなん。泣かすとか。
幸せな最期があさ様らしい。
たまにはこんな温かい涙もいいかもね。
下げないで!
下げたら、劉さんの花の笑顔も下げたる。
明日も明後日も。その先もずっと。
遠い未来まで。
アップし続けること!(`・д・)σ メッ

2014/11/13 (Thu) 23:10 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

桃月さまへ

序盤から泣いてしまうと言う体たらく_| ̄|○
なんかもう色々ごめんなさい!
ε=ε=ε=ε=ε=ヾ(;゚ロ゚)ノ ニゲロォー!!

2014/11/14 (Fri) 10:28 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

泣いた。゚(。ノωヽ。)゚。 
何やってんだ私は_| ̄|○
花の笑顔下げないでくださいお願いします。
これも下げないからっ((((;゚Д゚)))))))

2014/11/14 (Fri) 10:32 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

No title

こんなに幸せな最期は無いでしょうね。
どちらが残されても辛いもの。
2人の穏やかな顔、繋いだ手、頑張ったご褒美でしょうね。
清翔君ではなく、李順さんが見つけたのが、良いですね。
l悲しいけど、幸せな気分になりました。

2014/11/19 (Wed) 13:13 | 狛キチ #- | URL | 編集 | 返信

狛キチさまへ

泣きながら書いちゃいました。
なぜ書いた私←書くなよ
幸せな最期だけど、最期はいやだ!!
激しくそう思ったSSです。
さ、さげたい。

2014/11/20 (Thu) 16:01 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

No title

あさ様
駄目です〜。こんな素敵なお話は皆に読んで貰いましょう。
下げたら李順さんに「小娘〜」って怒られますよ。
李順さん素敵←何故

2014/11/20 (Thu) 17:57 | 狛キチ #- | URL | 編集 | 返信

狛キチ様へ

小娘って呼ばれたい。
呼ばれたいですよね?!
下げたらだめですか。
うう。
がんばります。

2014/11/20 (Thu) 21:26 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

やっぱり死亡ネタは辛いです…
でも、陛下最後に夕鈴手作りご飯食べれて眠っていったのは陛下にとってとても幸せな事だったのではないのかなと思います…
この漫画とても好きでワンピース並みに長くなってもいいから隅から隅まで皇子のこととかその後とかまと先生には書いてほしいです…

2016/04/02 (Sat) 19:09 | うさき #- | URL | 編集 | 返信

うさき様へ

死ネタは辛いです。
が、頭の中でSSが出来てしまったので、吐き出させて頂きました。
幸せな終わりでも、辛いものは辛い!
いやいや、とんでもないものにお付き合いさせてすいません。

2016/04/07 (Thu) 21:57 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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