2014_10
15
(Wed)14:28

一炊の夢3

こんにちは。
あさ、です。
アンケートへのご協力、ありがとうございます。
ぺこり。

先ほどまで外出しておりましたので、少し短いSSです。
今日中に続きを書いてしまいたいと思いつつ、とりあえずUP致しますね。

夕鈴が可哀想で、早く陛下を出したくて。
ごめんね、夕鈴(ノД`)・゜・。
【設定 未来夫婦 お子様なし オリキャラ注意】
《一炊の夢3》


「正妃様、失礼致します。」
「・・・はい、わが君。」

絶えることなき微笑を湛えた夕鈴は、同じセリフを繰り返す。
痛々しげに眉を顰める侍女たち。
だが彼女らの主は、病床の翠国国王で。

「お召替えを。」
「・・・はい、わが君。」

朝昼晩及び、深夜。
日に四度の投薬のたびに行われる白陽国正妃の衣装替えが、今も行われていた。

高く昇った、月。
灯りを抑えた室内。
望月の眩い光が床に弾かれ、夕鈴の肌を浮かび上がらせる。

「本当に、お美しいですわ。」
「・・・はい、わが君。」
「っ、正妃様・・・」
「・・・はい、わが君。」

その真白い肌を薄絹で飾る侍女たち。
少し俯いて唇を噛み締めた彼女らは、微笑む正妃の頬に伝う涙を拭い。
ぽろりと涙が落ちる度に開く桃色の唇が紡ぐ、声なき声を聞く。


へいか


艶やかに彩られた唇が模るその呼称。
それは彼女を待ち侘びる己が主に向けられたものではなく。
少し前までは辛うじて残っていた、肌を飾る華。
愛おしさを込めて刻まれた紅色のそれと同じ瞳を持つ、はるか東の――――――


へいか


再度、夕鈴の唇が動いた時。

「・・・我が后を返してもらおうか。」

乱暴に開かれた扉が大きな音を立てる。

―――――ああ、やっとお越しになった。

夕鈴を取り囲む翠国の侍女たちは、一様に安堵の表情を浮かべ拱手した。
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C.O.M.M.E.N.T

No title

飽きてきた・・・とあって夕鈴をあのまま放置でしたので、ずいぶん気をもみました。良かった3がupされて、陛下も出てきて、これで一安心。仕事に戻れます。

2014/10/15 (Wed) 14:48 | ますたぬ #XTEfMpaM | URL | 編集 | 返信

∪ノシ´>ω<∪ノシ~~~~~~~~

陛下ーーー!やっときたーーー!
早く夕鈴の心を暗闇から解放してあげてーーー!
∪ノシ´>ω<∪ノシ

2014/10/15 (Wed) 15:12 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

No title

陛下、良かった迎えに来てくれて。
やっぱり悲しみの後の逢瀬はよいですな。
自分の荒んだSSに心をやられてます。
翠国の侍女まで味方につけてしまう夕鈴が
いい!癒されます。
もっと癒して・・・。

2014/10/15 (Wed) 16:56 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

ますたぬ様へ

ほんと、無責任な書き手で申し訳ございませんっ。
少し無理やり感が否めませんが、終わらせてみました。
・・・ごめんなさいっ。

2014/10/18 (Sat) 19:39 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

Re

桃月さまへ
遅いですよねぇ、陛下。
突っ込みながら書きました。
切り過ぎですよ、全く。
派手に血が出る程度で良かったのに、ったくうちの陛下ったら!!←

2014/10/18 (Sat) 19:40 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

癒し大事。
こういうSSを書く時は大概自分が傷んでおります。
分かり易いな、私(笑)

2014/10/18 (Sat) 19:41 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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