2014_09
29
(Mon)16:32

ごちそうさま

こんばんは。
あさ、です。

原稿。
一行も一文字も進んでませんよ!
どうする、私!

現実逃避にSS書いてしまいました。
バイト終了直後からを、青慎くん目線でお送りします。

原稿しなさいよ私。
【設定 バイト終了後 青慎目線】
《ごちそうさま》


王宮バイトを終えた姉さんは、妙に元気だった。

「退職金たくさん頂いたから、もう学費の心配はしなくていいわよ。」

にっこり笑ったその笑顔には有無を言わせぬものがあって。
何かあったんだ、と思った。

ブツブツと何かを呟きながら食事の支度をする姉さん。
大きな音を立てて饅頭の生地を捏ね、目を瞠るような速度で餡を包む。

「美味しい?」

うん、美味しいよ姉さん。
でも、やっぱり。

「少し余っちゃったね。」
「そうね、でも明日私が食べるからいいのよ。」

今日も少し量が多かったみたいだ。



毎晩少しだけ余る食事。
それは揚げ餃子だったり饅頭だったり時にはお菓子だったりして。
その度に姉さんは、「いいのよ、明日私が食べるから。」って言うけれど。
夜遅くに台所を覗くと、それらの料理はもう無くなっていて。
代わりに置かれているのは前の晩のお皿。

姉さんが誰を思って少し多めに食事の支度をするのか。
誰に食べてもらいたくて献立を考えるのか。
湯気の立つ料理を前にするたび僕はそれを悟るから。
毎夜繰り返される不思議な『残り物』について僕は何も言わないことにした。

そんな日々は突然終わりを告げる。
姉さんは遠くへ行くことになったんだ。

「じゃ、行ってくるわね青慎!」

明るい笑顔。
ついこの間までとは違う、何かを吹っ切ったような笑顔。

「ちゃんとご飯食べるのよ?」
「うん。姉さんも体に気を付けてね?」
「ありがとう青慎、なんていい子なのかしら!」

ぎゅっと僕を抱き締めてくれた姉。
その優しい温もりを僕はずっと忘れないだろう、そう思った。



あれから、数年。

「お帰りなさい、青慎。」
「・・・ただいま、姉さん。」
「お帰りなさい、青慎くん。」
「た、ただいま帰りました、に、に・・・義兄さん。」

ぱぁっと笑顔になる李翔さん。

「今日も一日お疲れ様!たくさんお仕事させちゃってごめんね?」
「いいえそんな、へ、じゃない、義兄さんに比べたら僕の仕事量なんて!」

今夜の食事は、義兄さんの好物と僕の好物。
父さんの好物も少し入っている。

そして、「ごちそうさま」の時には。
お皿は全部空になって。

もう、あの頃のように。
姉さんが大切そうに『残り物』を取り置くことはない。

姉さんの料理はどれも美味しいけど。
やっぱり出来立てが一番だもの。

そうですよね陛下、いえ、義兄さん。






☆国王夫婦は週三回ペースで実家にて夕食を済ます模様です。

C.O.M.M.E.N.T

No title

あさ様
お久しぶりです。
本誌の次回への期待も含み、こんなに素敵な優しい未来だと良いですね。
ああ、幸せな気分になりました。何時も有難うございます。

2014/09/29 (Mon) 17:56 | 狛キチ #- | URL | 編集 | 返信

狛キチ様へ

お久し振りでございます、お元気ですか??
原稿が進まないので青慎くんに出張ってきてもらいました。
いいですね、青慎君。ほっこりします。
夕鈴の気持ち、少しわかりますよね!

2014/09/29 (Mon) 18:27 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

こんばんは。週3も下町にって、李順さんは了承してるのかな^^;
なんかほのぼのしてていいですよね。
青慎は大変そうだけど。
ほっこりするSSごちそうさまでした。

2014/09/29 (Mon) 20:33 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

No title

(。・ω・)ノ はじめまして♪ SNSからとんできました~。
家族そろっての食卓、ほのぼのしてて素敵です(*´ω`*)
青慎は緊張しちゃいそうだけど・・・(お父さんも、だろうなぁ)。
幸せ家族のおすそ分け、ごちそうさまでした♪

2014/09/29 (Mon) 20:40 | ひしょきら #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

おそらく了承済みでしょうね。
政務が捗って良い事ですとか仰ってそうです。
青慎がお嫁さんを貰うまでこんな日々が続くのかしら(笑)

2014/09/29 (Mon) 22:51 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ひしょきら様へ

初めまして、あさ、と申します。
SNSから!ありがとうございます。
お伺いせねばっ。
お父さんが一番緊張していそうですね。
それで緊張のあまり晩酌で酔ってしまい陛下と酒盛り。
乱入する浩大と几鍔とか。
最後は夕鈴が間違えてお酒を飲んじゃって几鍔に絡み陛下がヤキモチ妬いてさあ大変、みたいな(笑)
・・・すいません、つい妄想が。
コメントありがとうございます!←遅

2014/09/29 (Mon) 22:56 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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