2014_09
22
(Mon)18:19

予兆

こんばんは。
あさ、です。

原稿で煮えた頭に休息を!と。
SS書いてみました。

もし宜しければ!
【設定 未来夫婦】
《予兆》


夕鈴が、おかしい。

「・・・ふぅ。」

政務室でも溜息ばかり。
物憂げに寄せられた柳眉と翳された扇の影が何とも言えない艶を生み。
官吏たちがそわそわと落ち着かない。

・・・ああ。
今夕鈴を見て頬染めたお前は、第三書庫の清掃半年。
夕鈴の裳裾から膝にかけてを舐める様に見上げたお前は、出仕停止十日。
魂が抜けたように夕鈴を見つめ続けているお前は、政務室付きを解任____

「陛下っ。」

李順の声で我に返った。

「仕事になりませんね。」

呆れた様な李順の声に、我に返る官吏たち。
それにも気づかず俯き続ける夕鈴は百合の花の様な風情だ。
僕のお嫁さんは、どうしてこんなに綺麗なんだろう。

「・・・陛下っ!!」

ぼうっと夕鈴を見つめていたら、李順に叱られた。

「今日はもう宜しいですから、正妃様とゆっくりお話をなさって下さい。」
「うん。」

ふぅ、と息を吐く李順の表情がどこか憐みを帯びていたが。
その時の私はそれに気づくことができないほど、妻に見惚れていた。



「あ、お茶」
「いいよ、休んで?」

王と正妃の居間。
ほどほどに広く居心地の良いそこに近づくことを許されるのは、明るい隠密だけ。
ぱかん、と天井の板を外して顔を出した。

「へーか、お妃ちゃん。今日はじいちゃんも手伝ってくれるからさ、こっちの事は気にしないでいいよ。」
「老師が?」

驚いたように問い返した黎翔に意味ありげな笑みを投げ。

「じゃーなっ。」

隠密は素早く姿を消した。

「・・・老師が?」

普段は隠居を決め込んでいる張元が出張るほどの何かが夕鈴に。
黎翔は自分の血が下がる音を久しぶりに聞く。

なんだ、何をしたんだ私は。

あれか?先日の宴で舞姫からの酌を受けた事か?
いや、だがあれは夕鈴も了承済みで。

それとも一ヶ月前に来た隣国からの縁談か?
いや、でも。
自国の姫を側妃にとかいうふざけた申し出を即座に蹴ったら怒ったのは夕鈴だったよね。

なんだろう。
僕は何をしでかした?

官吏になった青慎くんには夕鈴の言う通り公平な待遇を取っているし。
御父上には今まで通りの職に就いて頂いている。
夕鈴に贈りたい宝玉も衣装も領地も宮殿も全部我慢してるのに。

いったい、なんだ?

「っ!!」

あれか?
ひょっとして、閨で僕がいつも夕鈴の可愛い拒絶を無視して_____

思い悩む国王の耳元で。

「あ、あの・・・陛下。」

囁かれたのは正妃の声。

「男の子と女の子、どちらがいいですか?」
「っ!」

思いもよらない、幸せの告白。

「夕鈴っ!!」
「きゃあっ!」

近づく春の予兆。

C.O.M.M.E.N.T

NoTitle

やっぱり、男の子?(*ノωノ)ポッ
可愛いよね。男の子。
まあ、すぐに可愛くなくなるんだけど。
一番涎を垂らして見ていた陛下は、
何の罰を受けるのかしら。
(ΦωΦ)フフフ…李順さんにお仕置きされるがいいっ!

2014/09/22 (Mon) 19:50 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

それはね。
閨お預け三ヶ月の刑*\(^o^)/*
李順さんのお手を煩わせるまでもない!
男の子。
い、いつまでも可愛いもんっ!
まだまだずっと可愛いもんっ!

2014/09/22 (Mon) 20:18 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

あさ様
はい、男の子がいいです(σ≧▽≦)σ
陛下そっくりの男の子♪
夕鈴そっくりの女の子だと、きっと陛下が可愛がりすぎて、夕鈴がやきもちやいちゃうから(笑)

2014/09/23 (Tue) 00:01 | 凜 #- | URL | 編集 | 返信

凛さまへ

やはり、ちび陛下ですよねっ!←親バカ
夕鈴を取り合って息子とバトルする陛下。
どちらが夕鈴と一緒に湯殿に入るかで喧嘩。
・・・あれ?いつだったか書いた気がする(笑)
まずいです、ブログを管理しきれない。
引っ越すか・・・。

2014/09/24 (Wed) 12:45 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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