2014_09
17
(Wed)17:49

香り

こんにちは。
あさ、です。

原稿を書きつつ、ブログ更新です。(笑)

今日は友人のアロマテラピスト宅で、マンツーマンレッスンでした。
レッスンと言えば聞こえはいいのですが、実際はルームスプレーを作らせたという。
ええ、作らせたんです。
私は香りを選んだだけです。
何種類聞かせてもらったかな。

スプレー用に9種類。
レッスンで8種類。

楽しかったです。
また押しかけようと思います。








【設定 臨時花嫁】

《香り》






「聞いていらっしゃいますか?夕鈴殿。」
「・・・は、い。」

目の前に置かれた木箱の中には、指でつまめるほど小さな瓶がずらりと並び。
几帳面な細かい字で精油の名前が書き込まれたそれらは、李順の私有物。

「一度に全部とは言いません。出来るだけ早く覚えて下さい。」

言ってることが矛盾してます、李順さん。

そう突っ込みたい気持ちを抑え、夕鈴は本日の課題に立ち向かう。

「まず、ひとつ目。」

精油を少しだけ垂らした細長い紙片を渡された。

「・・・・あ、この香り知ってます。」
「最初ですからね。分かり易いものを用意しました。」

すうっ、と鼻に抜けていくほのかに甘くて清々しい、これは。

「薄荷・・・?」
「ええ、スペアミント、と言うものです。薄荷とほぼ同じですよ。」

胃の調子を整えたり興奮を鎮めたり。呼吸器にも効果がある。
体を冷やすこともできるし・・・・他にも、色々。

「次はこちらを。」
「・・・あ、蜜柑みたいな香りですね、いい香り!」
「こちらはプチグレインと言って、免疫力を高め神経疲労を緩和し・・・」

精油ごとに効果効能が違って。

「次です。」
「っ!な、なんですかこれ?!」
「サンダルウッド、白檀とも言います。気持ちを落ち着かせて地に足を付ける効果がありますから貴女にはもってこいでしょう?」

今日の講義はとても面白いけれど、なぜかこの上司は一言多い。

「・・・ありがとう、ございます。」
「少々きつい香りでしたから、こちらを。」
「うわぁ、美味しい香りがする!」
「・・・グレープフルーツです。紙を食べないで下さいよ?」

その後も、ベチバーとかベンゾイン(安息香)と言った香りを渡されて。
正直それほど良い香りとは思えないものも多かったけれど、いつもよりお妃教育の時間が過ぎるのが早く感じた。






「・・・それで、これかぁ。」

夜、後宮。
妃の部屋の長椅子。
茶器を持ったまま眠りに落ちてしまった夕鈴の柔らかな重さが黎翔の肩にかかる。

「安息香、か。」

心身の緊張を解く様々な香は。
それらへの免疫など全くと言っていいほど無い夕鈴に。

「・・・夕鈴、茶器を落とすと借金が増えちゃうよ?」

遺憾なく効果効能を発揮したらしい。

「ちょっと、ごめんね?」

くったりと力の抜けた身体を支えて茶器を取り上げて。
ふにゃりと体重を預けてくれる妃の温もりを胸に抱く。

「あ。」

夕鈴の前髪から漂う香りが黎翔の微笑を誘った。

「極上の精油だな、君は。」

冷酷非情の狼陛下。
誰もが恐れる国王を微笑ませる香。

凍てついた心を溶かす、春の香。
春を呼ぶ、花の香り。







☆副作用:習慣性があります。
惜別   
«  HOME  »
  負け

C.O.M.M.E.N.T

NoTitle

これは、夕鈴なの?あさ様だよね?(笑)
爆笑したSSは久しぶり。
紙食べたの?食べる勢いだったの?
成分が私向けだったのは気のせいかしら。
いやあ、香りネタ書かせたら最高だね!
お兄ちゃんも頑張って下さい。

2014/09/17 (Wed) 20:39 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

最強?

香りに習慣がうまれ、胃袋をつかまれたら、男子は逃げられませんね(笑)(笑)

2014/09/17 (Wed) 22:46 | 萌葱 #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

お兄ちゃん。
お兄ちゃん。
ラテ美味しいですか??
原稿がんばりますね。
ふふふ。

2014/09/18 (Thu) 10:48 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

Re

萌葱さまへ
最強!
本当にそうですね。
陛下は溺れればイイ。

2014/09/18 (Thu) 10:49 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック