2014_09
15
(Mon)23:21

負け

こんばんは。
あさ、です。

書いている私だけが楽しい、お遊びSS(笑)
どんな陛下でも大丈夫な方向けの、とんでもないSSです!

どんとこい!
な方のみ、スクロールお願い致します。








【設定 臨時花嫁】
《負け》







「ねえ、浩大。」

どこかの石頭な補佐官みたいに、真面目な顔で。

「教えて欲しい事があるんだけど。」
「なに?」

お妃ちゃんは、とんでもない事を言い出した。







「おはようございます、お妃様。」
「お、おはよう、ございます。」

いつになくぎこちない様子の妃。
侍女たちは首を傾げ、なにか思い詰めた様子の夕鈴を見つめる。

「あ、あの・・・!」

ぎゅっ、と寝具を握る指先。
いつもなら自分で身支度を済ませてしまう妃にしては珍しく、今日は寝台に起き上ったままだ。

「お、お願いが、あるんですっ。」
「何なりとお申し付け下さいませ、お妃様。」
「・・・っ!」

少し頬を染めた妃。
下ろしたままの髪が艶やかに朝日を吸い込み。
とろりと甘い輝きを生む。

「何事も、仰せのままに。」

後宮に唯一人の、狼陛下の寵姫は。

「あ、あの・・・、笑わないで下さいね?」

おずおずと、願い出た。





「なんだよ、どうしたの?」

後宮管理人自室天井裏。
落ち着きなく動き回る張元と、それに負けないくらい忙しなく出入りする女官たち。

「なんかさ、お妃ちゃんも昨夜からおかしいし。何事?」
「それはこっちの台詞じゃ。昨夜何があった?」

そっけない口調とは裏腹にウキウキとした様子の張元。

「掃除娘もようやく目覚めたか・・・!」
「何のこと?」

なにやら書付を繰りながら、吟味する張元。

「磨けば光る逸材。侍女たちが張り切るのも無理はないのう。」
「だから、なに?」
「・・・。」

眼が据わった張元は、もう返事をしなかったから。
隠密は抜け道を通り、王宮へ向かった。





政務室。

「・・・ふぅ。」

優雅に扇を翳してはいても、隠しきれない妃の憂い。
その悩ましげな吐息は狼の劣情を煽り。
部屋の温度を不自然に下げる。

「・・・っ。」

パキン。
綺麗に響く硬質な金属音。
本日三度目の、墨が折れる音。
李順の手元で潔く割れたそれを冷やかに見やった黎翔は。

「______まだ、続けるか?」

楽しげに呟き。

「本日の政務はこれまでに致しましょう、陛下。」

官吏たちの安堵の吐息が政務室を満たした。





「・・・・で、どうして僕はお嫁さんの顔を見ちゃいけないの?」

夕暮れ。
妃の自室。

早々に灯りを落としたその部屋で項垂れているのは、この国の国王陛下で。

「ご、ごめんなさい・・・っ!お見せできるようなものではなくてっ!」

幾重にも重ねた紗の帳の向こう。
薄布に遮られたそこに蹲るのは、羞恥に染まる妃。

「部屋に戻るなり、湯殿に連れて行かれて、ですね・・・・ちょっと、その。」
「・・・ちょっと?」

ひらひらと頼りなげに揺れる衣を見つめ、困り果てた夕鈴は。

「誤解、させちゃった、みたいで。」
「誤解?」

おずおずと、紗を除いた。



「______びっくりしないで下さいね?」

それは無理だよ、夕鈴。

薄桃色の紗を掻き分けて現れたのは、肩も露わな夜着姿の妃。

「陛下のお好みの通りに、ってお願いしたら・・・・」

所在無げに項垂れる、艶やかな兎。

「なんか、こんな事になっちゃって。」

少しうるんだ瞳が、僕を見上げた。



これは、罠だ。

暴走する自分を留めるべく、理性が警鐘を鳴らす。

「とっても可愛いよ?似合ってる。」

生唾を飲み込むのを堪えて、微笑を浮かべる。

「・・・お色気美人、には程遠くてごめんなさい。」

ぎゅっ、と胸の前で手を組む夕鈴。
意図せず持ち上げられた膨らみが、影を濃くして。

「・・・。」

その深くて甘い谷間に舌を這わせたら、どんな声で鳴くんだろう。

ぶちん、と切れそうになる理性を引き戻す。

「お茶、を。」

ふっ、と動いた夕鈴から漂うのは。

「・・・っ!」

その姿に似合わぬ、妖艶な香。

「陛下?」

無垢な妃から漂う、濃厚な色香。

「・・・・。」

そのギャップに即座に反応した自分を持て余し、蹲った。

「へ、陛下?!」

驚いて僕の肩に触れた夕鈴の・・・弾力のある胸。

「っ。」

びくん、と衣を擦り持ち上がる自分に身体が震えた。

「今、老師を呼びますね?!」

立ち上がりかけた夕鈴の腕を掴んだのは、本能。

「すぐ治まるから、このままで。」

そう言って彼女を抱き締めたのは、僅かに残った理性。


なのに。


「・・・っ、くっ・・・」

ぶるっ、と震えた僕を。

「寒いんですか?陛下。お顔が赤い・・・」

心配そうに覗き込んだ夕鈴の胸元から顔を覗かせた、淡い桜色の______

「あっ?!やぁっ!陛下っ・・・・!!」

愛らしい誘惑に。

僕は素直に、負けを認めた。







☆疲れてるな、私(笑)
香り   
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C.O.M.M.E.N.T

∪-ω-∪…。

いやん。陛下ってば♪
( ´艸`//)←

2014/09/16 (Tue) 00:27 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

NoTitle

こ、これはどうなった?
なんか、持ち上がって?
なんか、出た?
え?出てない?
疲れてるな、私。

2014/09/16 (Tue) 08:01 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

Re

桃月さまへ
ふふ、顔文字が全てを物語って(笑)
陛下、負けました!

2014/09/16 (Tue) 10:01 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

羽梨さまへ

ええ、ちょっとほら、ねぇ。
大丈夫、王様の衣装は重ね着だろうから。
吸収力抜群←

2014/09/16 (Tue) 10:07 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

大丈夫でしたか?

あさ様
今日は。地震は大丈夫でしたでしょうか。
子供さんの受験も、長丁場なので、無理なくお進みくださいね。
陛下、自爆ですか。若いな…。

2014/09/16 (Tue) 13:49 | ぶんた #uXAM18Kk | URL | 編集 | 返信

あさ様
ウフフー♪ (〃∇〃)ノ由☆
仕事の休憩中に読んでしまって…(照)ヤバかった(笑)
もう陛下ったら(σ≧▽≦)σ
そんなんじゃ夕鈴の理性吹き飛ばせないぞ~(笑)
地震あったみたいですけどそちらは大丈夫でしょうか??

2014/09/16 (Tue) 14:22 | 凜 #- | URL | 編集 | 返信

あぁお盆に兎がリボンつけて乗る絵が見えます笑
陛下若いなぁ抱き締めただけなんて...笑
がぶっと食べてしまえと思う私もどうやら疲れているということで笑

2014/09/16 (Tue) 23:15 | らぁ #DdiHOXp. | URL | 編集 | 返信

NoTitle

えぇ~~???
陛下、早すぎますって!!って何が?←
いえ。私も疲れてるってことで・・・
おやすみなさいませ。

2014/09/16 (Tue) 23:24 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

Re

ぶんた様へ
ありがとうございます。
ちょうど冷蔵庫から卵を取り出しておりまして、慌てて閉まって事なきを得ました←
陛下、自爆です。
若いって素晴らしい。(笑)

2014/09/17 (Wed) 19:22 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

凛さまへ

お仕事中でしたか、失礼致しました(笑)
陛下ったら若いんだから。
がっついちゃだめですよー。(他人事)
地震、おかげさまで私の住まう辺りは少しの揺れで済みました。
ご心配有難うございます。

2014/09/17 (Wed) 19:24 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

らぁ様へ

美味しそうな兎さん。
陛下の鉄の理性が羨ましいです。
でもちょっとくらいは、ねぇ。
がぶっと、ね?(笑)

2014/09/17 (Wed) 19:28 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

そうです、皆疲れているのですよ!
陛下が早いのも疲れてるせい!←酷
若いから回数で(自粛)

2014/09/17 (Wed) 19:29 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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